歌手・バンド系のオーディションでは、必ずと言っていいほど「デモ音源」の審査があります。本特集では、「オーディションに受かるデモ音源5つのポイント」について解説します!
Point1選曲はバラエティ重視で!
まず選曲で重要なのは、「バラエティ」に富んだ構成にすることです。テンポやジャンルなど雰囲気の異なる曲を聴かせることで、自分の能力や個性がより伝えやすくなるので効果的です。
また、自分の声質や声量に合う選曲をすることも重要です。「好きな曲」と「実力を発揮できる曲」というのは、必ずしも一致するとは限りません。家族や友人などに歌を聴いてもらって、評価の高い曲を選ぶと良いでしょう。
さらに、なるべく日本語の曲を歌うようにしましょう。ネイティブでない英語は下手に聴こえてしまい、あなたの実力や曲の良さを生かすことができず、低評価に繋がってしまいます。(もちろん英語に自身のある方は、英語の曲を織り交ぜて是非実力をアピールしてください。)
これらのポイントを踏まえ、デモ音源の選曲は「実力を発揮できるバラエティ豊かな選曲」にしましょう。
Point2曲順は自信作を1曲目に!
曲順で重要なのは、“自信作を1曲目” にすることです。
デモ音源を審査する方々も時間に制約があるため、必然的に1曲目で判断せざるを得ません。1曲目で興味を持ってもらえなければ2曲目3曲目を聴いてもらえません。
1曲目は「アップテンポでノリの良い曲」にすると、印象に残りやすく効果的です。
Point3カバー曲orオリジナル曲どっちが有利!?
結論として、「カバー曲 or オリジナル曲」のどちらであっても選考に有利・不利ということはありません。
カバー曲の場合には「自分らしく」歌うことを心掛けましょう。「コピー(カラオケ)」ではなく、「カバー」として歌うことが大切です。
ただ、オリジナル曲があると、よりチャンスが広がります。曲作りが無理でも、毎日の生活の中で思いついた言葉を書きとめて詞を書く習慣を付けましょう。詞には感性が表れるので、「詞に対する評価=キャラクターの評価」になります。
Point4エコーのかけすぎはNG!
デモ音源は自分の「声質」や「声量」を上手く伝えることが重要です。
エコーをかけると上手く聴こえるため、ついエコーを強めにかけ過ぎてしまいがちですが、エコーがかかりすぎていると本来の声質などが判断しにくいためエコーのかけ過ぎには気をつけましょう。(カラオケなどで録音する場合も、エコーのかけ過ぎや音量には要注意です)
Point5イントロは30秒以内に!
オーディションには日々、何万通もの応募があります。その中で、審査員がひとつひとつ最後まで聴くのは困難です。
そこで、デモ音源では「イントロ」「歌いだし」が最も重要になります!30秒聴いて興味がなければ次にいってしまい、最後まで聴いてもらえません。どんなにサビが良い曲でもイントロが長いためにサビまで聴いてもらえないのでは本末転倒!もったいないです。
イントロが長い曲はデモ審査には不向きなため、「イントロは長くても30秒以内」に収めましょう。
マル秘デモ音源には資料を同封すべし!
デモ音源を郵送する場合には、「曲順」や「曲紹介」を記載した用紙(1~2枚程度)を同封すると効果的!そうすることで審査員が曲数や曲をイメージしながら聴けるので、世界観が伝わりやすいです。
曲紹介には、「曲名/曲のコンセプト」を一言添えると良いでしょう。
また、CDに直接曲名を書いている人も多いですが、CDとは別に用意した方が、資料を見ながら曲を聴けるので親切です。PCやスマホから応募する場合でも、PDFまたはホームページなどにまとめて送ると良いでしょう。
書類選考(デモ審査)では、音源だけを送る人が多いですが、やっている人が少ないからこそ好印象で効果的です!
受かるデモ音源5つのポイントのまとめ
- テンポやジャンルの異なる “バラエティ豊かな選曲” にする!
- アップテンポの “自信作を1曲目” にもってくる!
- カバー曲の場合には カラオケ(コピー)ではなくカバーで歌う!
- “エコーのかけ過ぎ” に気を付ける!
- “イントロは30秒以内” に収める!
目次 -オーディション対策-
- 受かるデモ音源5つのポイント
- 合格をつかみとる応募書類の書き方